2階建てのツートンカラー外壁と屋根の塗装【クラックUカットシーリング工法】

【クラックU字カットシーリング工法】

ひび割れ(クラック)の幅が0.5mm以上ある場合は電動サンダーでU字にカットして、シーリング剤を充填します。

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ひび割れの幅が0.5mm以上のものを構造クラックと言って、建物に構造的影響があるため“Uカットシーリング工法”で補修します。
Uカットに似たものにVカットがあります。その違いは、Vカットは底の面を尖らせるのに対して、Uカットは丸く曲面状にカットします。Vカットは薄い刃でカットしますが、Uカットの方はダイヤモンドカッターを使って、巾を10mm,、深さ15mmと厚くカットします。丸く曲面状に削った後、清掃をしっかり行いプライマーを塗ってから、シーリング剤を充填します。こうする事で同じ部位からクラックの再発がないように出来ます。

又、Uカットした場合、補修跡が残るため周りの壁と同じパターン模様をつけてから塗装をします。こうする事で、クラックの補修跡が目立たなくなります。手間のかかる作業ですが、建物を雨水から守ると同時に、美観的にも美しく仕上がります。

幅0.3mm以下のひび割れをヘアークラックと言い、この場合はシーリング剤を充填するか、微弾性フィラーの擦り込みで対処します。