【止水材で水漏れ補修を行う】 兵庫県芦屋市

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土を掘り込んだ車庫は、雨水が車庫内に漏れ出てくることがよくあります。山に降った雨水が、地中にしみ込んで、山の途中から清水が湧き出てくるように、水は必ずその出口を探しながら下へ下へとしみ込んでいきます。

車庫の内壁に水の出口が出来たんですね。一度水の通る道ができると、最初はわずかにしみる程度だったものが、だんだん水の量が多くなってくると、清水のように湧き出てくるようになって来ます。

こうなると、コーキング程度では歯が立たなくなります。水の力に押されて、コーキングをしてもすぐに破られてしまうからです。水の力って本当に強いんですね。一時的には止まるんですが、永久に持たせるというわけにはいかないんです。

そこでキッチリ水を止めるために、止水材を塗り込みます。こうすることで、もうここから水が湧き出してくることはなくなります。コンクリート製の堤防などにも、同じ止水材が使われています。とても頼りになる材料なんです。

しかし、水は今度は他の出口をさがして動いていきます。この水の出口を誘導するために、コンクリートにあらかじめ穴を開けておく(コア穴といいます)ことも一つの方法です。